20230808 薪について考える −3

再生可能エネルギー考

立秋になりました

もう暦の上では立秋になります。とは言いつつも、ハラの森でも猛暑日とはいかないまでも、その手前の33℃前後の日々が続いており、汗だらだらですね。ここではクーラーはすでに壊れて久しく、機能しませんから、扇風機で風を起こして涼しさを感じております。雑草や植木が繁茂して、暑さが増幅されているような感もありますが、背丈の高い雑草を刈るだけでも、その分の空間が広がっただけで、圧迫感が消えて、涼風が入ってくるような気がするから不思議です。

風通しが大切なのだ

風を感じている、これが大切ということを実感します。草木が繁茂して鬱蒼感を醸し、風が入ってこなくなると、そういう環境が好きな昆虫などが巣食うようになると感じています。例えば、ハチです。昨年は、スズメバチに巣食われて散財した上に、神経を擦り減らしましたが、今年は、アシナガバチに2箇所、約20cmの巣を作られて、アシナガバチがよく飛んでいます。数が増えてきていますので、家の角を曲がったところで、出合い頭でハチ合わせするということもあり、アシナガの方も驚いているようですが、今のところ刺されたことはありません。昨年は、巣から離れたところにいた時に、スズメバチに手の甲を刺刺されました。

ハチのことについては、後日、現在のアシナガバチの大きめな巣のことも含めて、記事にしたいと思います。駆除せずに乗り切れるのか、管理人自身、試験的に放っておいていることもありますし、検討中の事案であります。

何が言いたかったかといいますと、植木や雑草群が繁茂しすぎると、雨や風を遮る場所できることから、ハチが巣食うようになるというのが実感です。今年も植木の剪定のタイミングが遅れているせいでハチに巣食われました。ハチの存在は、そこに住まう人間の行動を抑制するので、管理が必要です。気遣いも増えます。家への来訪者や家の前の通行人が襲われたりすることがあってはいけません。じゃぁ何で管理人が、巣を駆除しなかったのかと言えば、アシナガバチの反応を知りたからったからです。今のところ10cmに満たない至近距離を通ることはありますが、攻撃してくることはありません。ハチは、遮蔽的な機能をする植木の背後を好むようです。来年からは、ハチが巣食うのを躊躇うような空間創出をすることを目標としてみます。

真夏日に真冬日の準備をする

アシナガバチに巣食われて、遅きに失していますが、ハラの森で一番背丈の高い楠2本を剪定し終えました。結果、庭の下は、たくさんの葉がついた太枝を切り落としたもので敷き詰められている感じです。頭上の植木群は涼しげに葉を揺らしていますが、下は、最近の雷雨やらで、水分を多く含み、緑の葉が色褪せたりして、風が通らない感じになっているので、手入れをしないといけません。

楠1本の剪定を終え、2本目はこれから、という時に撮る

で、今やっていることは、剪定した太枝を切り分けて細分化して薪化しています。楠の他にも近隣の背丈を伸ばし、白い粉を多分につけている木々を剪定したので、それらの太枝を小分けにしています。つまり、薪化しています。まだ、薪を使う器具等を設置してはいないのですが、少しずつ現実化させていきたいと思っています。

先の記事で書きましたが、イギリスでは、薪ストーブが、PM2.5などの有害物質を排出する原因として問題視され、全面禁止を主張する人までいるほどです。その有害物質は、乾燥されていない伐採間もない木々が薪とされていることから生じていました。端的に言って、伐採間もない木は、熱効率もよくなく、煙を多く出す割には、火を起こすのにエネルギーを食ってしまいます。

薪について考えるー2

ということで、冬に使う暖房の資材をを夏に準備する、これが必須の事項であることが判ります。理想は、2年ということもありましたが、この酷暑なら、細分化して天日にさらし、雨などの湿気があっても、乾燥しやすい場所に保管しておけば、冬の利用に好都合なものとできそうです。

つまり、夏の酷暑の最中に、縛れるような寒さに備えて燃料を蓄えておくということです。最近では、10月も下旬になり、ストーブがほしいなと思うような時分になると、郊外の住宅地では、音楽を流しながら灯油販売の車が巡回したりします。便利であります。都市部では、ハイテクな電気を喜本とした設備で暖を得られるのでしょう。尚更のこと便利であります。

エネルギーは、どこから来る?

薪で暖をとると、具体的にどのくらいの薪で、それは庭にあった何本分の木で風呂1回分を沸かすことができるのか、その分量が判りそうです。灯油やガスは熱効率がいいということは、薪以上の分量の動植物が原料となっているということでしょう。こういうことを実感すると、無駄遣い、浪費は、必然減っていくのではないでしょうか。便利であると、便利が日常的になってしまうと、そうした事態に目を向けなくなり、やがては考えるということをしなくなります。考える機会が少ないとバカになります。地球に優しくなるということは、SDGsを意識して行動するとは、地球と自分の関係を考える機会を持つか、ということでもあります。自分の身体で、労働を通して、考えが具体的になるということに気づきました。汗だく、蚊に悩まされたりしますけどね・・・。ということで、今回はこれぐらいで。ごきげんよう。

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